| 神奈川ネットワーク運動海老名の三宅良子でございます。通告に従いまして市政に関する一般質問をさせていただきます。
1、介護保険制度見直しにあたり、地域包括支援センターの充実について
人口の予測をはるかに超えて少子化がすすみ、昨年2005年には日本の人口は減少に転じました。2025年には4人に1人が高齢者となる時代となり、世界に類をみないスピードで少子高齢化がすすみ、多くの人たちが老後の生活に不安を抱いています。なかでも、年金や医療、介護などの社会保障制度の見直しにより負担感が増大し、将来の不安に追い討ちをかけているといっても過言ではないと感じています。
さて、海老名市の高齢化率も14%となり、押し寄せている高齢化の波に立ち向かう手立てを考えなくてはいけません。市では、計画的に推進するために、介護保険事業計画の見直しに併せ、平成18年度から20年度までの3年間を計画期間として、えびな高齢者プラン21の改定もされました。
今回の介護保険制度見直しの目的は、要介護状態にならない、重度化させないという介護予防対策の強化、給付抑制も含め持続可能な制度とすることです。平成12年度からスタートした介護保険制度は、介護の社会化を掲げ始まりました。これまでの取り組みを分析・評価し、利用者の立場に立った、その地域の合った事業が展開されることを期待しつつ、質問に入ります。
- 充実した地域包括支援センターにするために、地区割りは統一すべき
地域包括支援センターは、海老名市では6つの地域に設置されます。また、地区民生委員・児童民生委員協議会は、5つの地区割りになっており、社会福祉協議会が実施する地区社協構想は、これから、詰めていかれるようですが、民生委員、自治会が核となって実施する事業と考えますと、5地区に区割りされることが推測されます。地域包括支援センターは、介護保険改正の大きな変更点である介護予防重視事業を担い、地域支援事業の核となる所です。
そのため、地域包括支援センターと民生委員との連携が、必須条件となります。にもかかわらづ、区割りが違っているというのは、包括支援センター・民生委員側、ましてや利用者側からも見えにくく分かりづらいと考えます。今後の取り組みにおいて、地区割りが違っている事が、地域支援介護事業を進めるにおいて、支障になってると考えます。センターがより機能し易くするためにも、システムを整理し、見直していくことが必要と考えますが、現状の地区割り、今後の方向性について、お考えを伺います。
- 地域包括支援センター事業は、3職種3人体制で
今までの在宅介護支援センターは、高齢者またはその家族に対し、在宅介護等に関する総合的な相談に応じ、各種の保健・福祉サービスが総合的に受けられるように、市等関係行政機関・サービス実施機関との連絡調整を行っていました。制度改正後、新たに設置される地域包括支援センターは、これまでの在宅介護支援センター事業にプラスして、今まで要介護認定をされなかった65歳以上の介護予防対象者に、有効な介護予防プランを的確に作成し、サービスの提供をします。また、被保険者に対する虐待防止・早期発見等の権利擁護事業、支援困難ケースを抱え込んでいるケアーマネ―ジャーへの支援など、地域において一体的に実施する地域福祉を担う中核拠点として設置されるものです。医療との連携、多職種協働の効果的な進め方が必要となります。
新たに加わる予防ケアプランの作成は、時間と労力は予想以上に多くなると思われ、簡単に、短時間で出来ると考えていらっしゃるのではないでしょうか。
そして、新しく始まった主任ケアーマネージャーは、地域における困難事例を抱え込んでいるケアーマネージャーの相談を受け入れたり、地域福祉を推進する専門職として、地域を結ぶネットワークの中心となる人です。
社会福祉士の主な仕事として、この4月から施行される高齢者虐待防止法にもとづき、高齢者の権利を擁護する権限が強化されており、高齢者虐待の未然防止・早期発見など期待されるところです。
保健師、社会福祉士、主任ケア-マネージャーの誰一人として欠けては、地域包括支援センターの運営は困難な状態になります。3職種3人体制で、運営していくことが必要と考えます。海老名市では2人体制のままスタートする方向だと、伺っていますが、在宅支援センターから、看板を架け替えただけで、事業は成り立って行くのでしょうか。
そして、その体制はスタート時点から、しっかりと整えるべきと考えます。如何お考えでしょうか。
- ケアーマネージャーの支援体制の充実を
「ケアーマネージャー連絡会」が昨年4月に発足し、ケアーマネージャーのネットワーク構築のための基礎が出来ました。2ヶ月に1度ぐらいの間隔で、市の職員も入って開催されていると聞いております。「地域ケア会議」では、ケアーマネージャーの研修が年に1〜2回市主催で開催されておりますが、その内容・効果について、どのように評価されているのでしょうか。
確かに、「ケアーマネージャー連絡会」は、任意の団体です。市として関わり方について躊躇される部分もあるかもしれませんが、ケアーマネージャーの質の確保・質の向上のために、協働していく姿勢が不可欠であると考えます。
また、ケアーマネージャーは、介護保険制度を運用していく上で、大切な役割を担っています。ケアーマネージャーの支援体制強化することが必要です。いかがお考えでしょうか、お聞かせ下さい。
2. 地域高齢者支援サポーターの創設について
資格重視社会になりつつある現在ですが、新たに資格を取得するといったハードルの高いものではなく、一定程度の研修を受けることで活動に参加することができる、そういったボランティアの底辺を広げていくことこそ、これからの高齢化社会にとって必要な事柄ではないかと考え、地域高齢者支援サポーターの創設を提案いたします。
団塊の世代の方々が2007年から次々と定年を迎えられ地域に戻って来られます。地域に目を向ける機会も増えるでしょうし、何か社会の役に立ちたいと考える方もいらっしゃると予想されます。もちろん団塊の世代の方々だけ対称ということではなく、社会参加、地域参加のきっかけづくりのメニューを用意していただきたいと考えます。
たとえば、以前にも紹介した「回想法」、これは、子どもの頃の遊びとか、学校での思い出とかテーマを決めて、思い出話に花を咲かせる。コーディネーター役の人は、誰もが発言できるように気配りする。至って簡単で、費用もかからず、場所さえあれば、どこでも、誰とでもできます。誰にでも子どもの頃はあるわけで、同じ世代を生きた者同士の昔話、話すことで脳が活性化され、認知症予防対策の一つとなっています。人と話すことは人が活き活きと生きる上での基本です。
また、「傾聴」というボランティアは、老人ホームや一人暮らしの高齢者宅などに出向き、高齢者の孤独や不安にひたすら耳を傾ける仕事です。船橋市福祉サービス公社では、養成講座を年1回開催し、活動できるボランティアを増やしています。
守山市の「もの忘れカフェ」は、認知症の方の社会参加の場として居場所づくりをしています。ここでも、見守り役のサポーターが必要となっています。
全国マイケアプラン・ネットワークでは、ケアプランの作成についての講習会を誰でも出来るような仕組みをつくっています。講師の育成をし、介護保険制度についての周知、ケアプランの立て方を、出前講座などで講習していくことが出来ます。
このように、ボランティアを活用したさまざまな取り組みが、全国各地ではじまっています。
高齢者福祉の政策として、認知症予防対策のコーディネーターや、ケアプランを作成するための講師役など、地域高齢者サポーターとして養成し、市民力、地域力が発揮できるような仕組みを作っていただきたいと思いますが、いかが考えでしょうか。
新たなる介護予防サービスの選択肢を増やすことは、自治体の責務であると思います。お考えを、お聞かせ下さい。
以上4点にわたりお尋ねし、この場からの質問を終わります
【再質】順位不動で、再質問に入りさせていただきます。
1-1
昨年17年1ヶ所在宅支援サービスが増設されました。きめ細やかなサービスの提供のために、ほぼ中学校区に1ヶ所という割り合いが基本ということから、配置されました。より身近に出来たということで、喜ばれています。
介護支援ネットワークの拠点になる大変重要な役割りを担っている包括支援センターですが、現時点では、地区割りが違っていても問題がないというご答弁でしたが、多いに疑問を感じます。今までの在宅支援サービスセンターとは、根本的に違う役割を担っています。
1-2(3職種3人体制で)
市・・・対象者3000人以上の所は、3人体制だが、それ以下の場合は2人でもいい(県に聞いた)
- 県では良いと言われたということですが、それについて市としてどのように受け止めているのですか。
- 3000人以上だと3職種3人体制で取り組むように、国の方針ではなっていると聞いておりますが。海老名市では、対象者3000人を越えている在宅支援サービスセンターはないのですか?
あるようでしたら、どこでしょうか?また、一番少ないところは、どこでしょうか。
- 3職種の保健師、社会福祉士、主任ケアマネが揃ってこそ地域包括支援センターです。その機能は、2人体制では、活かしきれないと考えられますが、それでも良いと判断されたということでしょうか?それなりに対応できればいい、その程度しか期待できない施設でいいと言うことでしょうか。
- 再度、お尋ねしますが、今後3職種3人体制についての方向性は?
1-3ケアーマネ支援体制の充実を
「地域ケア会議」主催の居宅介護支援事業等研修会(年2〜3回開催)
- 研修会について、あるケアーマネージャーの方に聞くところ、魅力ある内容ではないので、参加していないという話を聞きました。確かにその方は、ベテランの方ですので、そういうお答えになったのかもしれませんが、平成12年にはじまった制度です。ケアーマネージャーの経験に幅が出来てきています。制度の改正によって、一人のケアマネが扱う人数が、39人、それ以上だ他減額されるようになり、ケアープランを作成してくれるケアマネが不足するのではないか、ケアマネ難民が出るのではとささやかれています。そういったニーズから、新たにケアマネ資格を習得して仕事に就く方もあると思います。
そういう視点からも、初級、中級、上級編といった研修会のメニュ―のバリエーションが必要かと考えますが、その点について、どのようにお考えでしょうか?
- 「ケアマネ連絡会」開催時には、市の職員の方も参加され意見交換の場もあるようですが、機能していないようにも聞いております。たとえば、意見を吸い上げる力が弱いとか、事例検討の相談に対しても、その場での解決力に乏しいようなことを、聞いております。ケアマネ同士の連携、市との連携を深めるためにできた組織です、活性化するような前向きな投げかけが必要と考えますが、今後の取り組みについて、お尋ねします。
2地域高齢者支援サポーターの創設について
答:高齢者趣味の教室開催とか?
- 認知症予防対策について、以前にも一般質問しましたが、この対策について、市としては、どのように捕らえていらっしゃるのでしょうか?
- 今回の介護保険制度見直しにあたり、予防重視という方針が出ていますが、市独自の介護予防事業の新たな取り組みがございましたら、教えて下さい。
- 多様化している社会において、さまざまな受け皿が、ボランティア側にも、利用者側にも必要です。生涯学習課、高齢福祉課、健康づくり課、保険年金課、障がい福祉課、市民活動課などが連携し、庁内で統一した取り組みを考えていただきたいと考えますが、いかがでしょう?
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